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時間と猫

2021.09.30

9月担当 中西です。 あっという間に9月も最終日を迎えました。

月日が経つ早さが恐ろしく早く感じる今日この頃です。

実はこの「歳をとるにつれて、時間の経つのが早く感じられるようになる」という現象には名前がつけられています。

ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)

19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

科学的な根拠は実証されていないようですが、19世紀のフランスでも自分と同じように「月日が経つのか早過ぎる!!」と、なってたのかと思うと、なんだか面白いですね。

ちなみに“楽しい時間は早く過ぎる”という現象は、脳科学で実証されています。

物事に集中して余計なことを考えていない=時間の経過を意識しないと、時間の経過が早く感じられるそうです。また、楽しいと心拍数が上がり、動作が機敏になるのも早く感じられる原因とのこと。このほかにも、新しい経験が減っていくと、時間の経過が早く感じられるようです。 人体って奥が深い。

さて、前置きが長くなりましたが、私よりも早い速度で日々を過ごしている愛猫を紹介します。

アメリカンショートヘアの琥珀(こはく)さん

猫は人間に比べると、格段に早く成長します。人間の年齢に換算すると、生後1年で約18歳、2年で約24歳、その後は猫の1年は人間の約4年分に換算されるそうです。

琥珀さんは今年7歳を迎えました。寝顔は子猫の頃と変わらず可愛いまま(親バカ)ですが、ヒトの歳に換算すると44才ぐらいなので、年齢的には私より年上です。

時間の流れが加速する分、限りある時間を有効に過ごす為に日々を精一杯過ごすことも大切ですが、毎日あるがままに満喫している琥珀さんをみていると、内なる声に耳をかたむけて、自分と向き合う時間を持つことも大切だと気づかされます。

ジャガイモ用の保存箱に入って遊んでみたり。。。。

携帯に忙しい飼い主に牙を向いたり。。。。

日差しの誘惑に負けて落ちてたり。。。

皆様も時には猫のように自由気ままな時間を作り、充実した日々をお過ごしくださいませ。

ドーリーのペーパークラフト🎃

2021.09.22

こんにちは!

そろそろ、ハロウィンの季節になりますね。

正直いえば、今年はパーティーできると思ってました😢

でも仕方ないですね!

もうちょっとの辛抱、と信じつつ、

ちょっとでも、おうち時間の暇つぶしになれば、

楽しんでいただければ、と思ってつくりました。

全部で3デザイン!今日は第1⃣弾です!

ダウンロードボタンから、PDFをダウンロードして、

お家などのプリンターで印刷して遊んでください。

もちろん無料です。🆓

『かわいい』の発見!

2021.09.17

9月担当 中西です。

先月、神戸ファッション美術館で開催されていた特別展「原田治展 『かわいい』の発見」を観に行ってきました。

原田治さんは、1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博したイラストレーターで、マザーグースを題材に、カラフルでかわいらしい数多くのイラストやオリジナルグッズを世に送り出されています。

ファッション業界で、1990年代のリバイバルブームが続く中、OSAMU GOODSも人気がリバイバル 中でございます。

名前にはピンとこなくても、画像を見ると「知ってる!」となる方が多いのではないでしょうか。

今回の展示では、「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど多分野にわたる作品が紹介されており、原田治さんの魅力が大いに感じられる素敵な展示でした。

原田さんは、1970年にイラストレーターとしてデビューし、雑誌「平凡パンチ」や「an・an」の表紙や紙面を担当されていました。デビュー後は、様々な需要に応えられるようにと、日本画のようなものから色鉛筆で描かれた絵など5年間で10種類の描写スタイルを編み出したそうです。色の指示からも、表現へのこだわりが多数感じられます。

原田治さんの生み出したキャラクターはアメリカのポップアートなどの影響を受けたさわやかな色彩が特徴です。

描線も細かく修正されていました。シンプルでありながら洗練されたデザイン。

原田さんの「かわいい」についての見解も紹介されていましたが、作品をみてるとしっくりきます。

イラストレーションが愛されるためには、どこか普遍的な要素、だれでもがわかり、共有することができうる感情を主体にすることです。そういった要素のひとつであると思われる「かわいらしさ」を、ぼくはこの商品デザインの仕事の中で発見したような気がします。

(原田治「別冊美術手帖」1983年秋号より)

終始一貫してぼくが考えた「可愛い」の表現方法は、明るく、屈託が無く、健康的な表現であること。そこに5%ほどの淋しさや切なさを隠し味のように加味するというものでした。

この「かわいい」への見解。本当なるほどでした。完璧よりも、少し雑味が混じった方が親しみや面白みを感じるという心理は、アイドルをプロデュースされる方なんかもよく口にされています。

神戸での特別展示はすでに終了してますが、たくさんの「かわいい」を感じられるだけでなく、仕事への真摯な姿勢や様々なものを学べる素敵な展示会でした。是非街中でOSAMU GOODSを見かけた際は、作品に込められた「かわいい」を感じてみてください。