「世界は誰かの仕事でできている。」
2018.09.14
こんにちは。営業部の中村です。
突然ですが、冒頭の一文、某缶コーヒーのCMで使われており、
テレビで耳にしたことがある方も多いと思います。
先日の近畿圏に激しい爪痕を残していった台風21号の時、
この意味を、身をもって感じることがありました。
私の家自体は特に大きな被害はありませんでしたが、
数時間停電となりました。
窓から見える空には色んなものが舞っているし、
雨はばちばちと家を打つし、電気は付かないし。
一人暮らしでかなり不安で、
常に家族と連絡を取り合っていたのですが、
携帯電話の電池は目に見えて減っていき、
充電できるはずもなく、
外に出られないので状況も把握できず、、
「このまま電気が通らなかったらどうしよう」
「携帯電話の電池が切れてしまったら
誰とどう連絡を取ればいいのだろう」
と外がだんだん暗くなっていくのと比例して、
恐怖心も大きくなっていきました。
17時過ぎ頃、突然パッと家じゅうが動き出しました。
冷蔵庫の機械音、テレビの音、部屋の明かり。
いつも当たり前にあるライフライン一つ欠けるだけで、
こんなにも不安な気持ちになるのだなと
改めて感じると同時に、
このつながった電気の向こう側には、
同じように被害にあいながらも
動いてくれている人がいるのかなぁと思いました。
当たり前のように享受出来ているものは、
ライフラインだけではありません。
当たり前に、
電車に乗れること、
ジュースが買えること、
不安な気持ちを抱くことなく道を歩けること、
映画を観られること、
仕事ができること。
これらもぜんぶ、誰かの仕事の結果です。
私たちは常にだれかと、なにかと間接的にではありますが、
繋がっていて、それでいつもの日常を形作ることが出来ています。
三永の社内で考えると、
(一つの流れとして)仕事が動くということは
営業がお客様にお仕事をいただき、打ち合わせをし、
生産管理が生産現場を手配し、
工務が加工手配し、
出荷担当が無事にお客様のもとへ
納品できるまでの手配をし、、、
現場からの指摘がお客様からの信頼を得ることに繋がることもあります。
自分の仕事をきちんとまっとうすることは当然のことですが、
その仕事は誰かの仕事の賜物であり、
また自分の仕事は誰かの仕事や日常に繋がっているのだなと、
そう思うと感謝の気持ちや、些細な心配り、
相手を思いやる気持ちが自然と生まれるのかなと思いました。
「世界は誰かの仕事でできている」の意味を心のかたすみに置いて、
日々の生活を営んでいけたらいいですね!