webメディア
WEB MEDIA

サービス・ラインアップ

三永のつよみ

三永スピリッツ

採用情報

Webメディア

コンタクト

視覚的にわかりやすいデザインの秘訣:売れるPOP広告はお客様を迷わせない!

2025.04.17

店頭で数多くの商品が並ぶ中、POP広告を使って、

  • 一瞬でお客様の注意を引きたい
  • 伝えたい情報を正確に届けたい

そのためには、「視覚的にわかりやすいデザイン」が不可欠です。

どんなに魅力的な商品でも、広告のデザインが複雑で分かりにくければ、その魅力は伝わりません。

今回の記事では、POP広告において、お客様が一目で内容を理解できる、視覚的にわかりやすいデザインを実現するための重要なポイントを解説します。

なぜPOP広告に視覚的なわかりやすさが重要なのか

POP広告(Point of Purchase advertising)は、お客様が商品を購入するまさにその場所で、最後のひと押しをするための非常に重要な販促ツールです。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、「視覚的なわかりやすさ」が不可欠となります。

その理由を詳しく解説します。

お客様の注意を引く時間はほんの数秒

実店舗では、お客様は多くの商品情報に囲まれています。

POP広告に目を留めてもらえる時間はほんのわずか数秒と言われています。

そのため、その短い時間で伝えたい情報を瞬時に理解してもらうためには、

  • 視覚的に整理されている
  • 分かりやすいデザインである

この2つが絶対条件となります。

情報過多な店頭で、瞬時に理解してもらう必要がある

現代の小売店は、商品の種類も数も非常に多いです。

お客様は常に情報過多の状態にあります。

複雑で分かりにくいデザインのPOP広告は、すぐにスルーされてしまいます。

商品の魅力が伝わる前に見過ごされてしまう可能性が高いです。

視覚的に分かりやすいデザインは、お客様の認知負荷を減らします。

ストレスなく情報を理解してもらうことを可能にします。

誤解を防ぎ、スムーズな購買行動を促す

POP広告の目的は、商品の購入を促すことです。

しかし、デザインが分かりにくいと、

商品の価格

特徴

キャンペーン情報

などが正確に伝わりません。

お客様に誤解を与えてしまう可能性があります。

視覚的に分かりやすいデザインは、正確な情報を迅速に伝えます。

お客様が安心して購買行動に移れるようにサポートします。

視覚的にわかりやすいPOP広告デザインの基本原則

明確な情報の階層構造

最も伝えたい情報(商品名、価格、キャンペーン情報など)を大きく目立たせる

重要度の高い順に情報を配置する

視線の流れを意識したレイアウトにする

可読性の高いフォントの選択

太すぎず細すぎない、読みやすいフォントを選ぶ

文字サイズを適切に設定する(遠くからでも読めるように)

行間や字間を適切に調整する

効果的な余白の活用

情報が詰まりすぎないように、適切な余白を設ける

余白は視線を誘導し、情報を整理する役割も果たす

一貫性のあるビジュアルスタイル

  • ブランドイメージに合った色
  • フォント
  • イラスト

などを統一する

複数のPOP広告を掲示する場合、デザインのトーンを揃える

戦略的な配色の使用

  • ベースカラー
  • メインカラー
  • アクセントカラー

を適切に組み合わせる

色の持つ心理効果を理解しましょう。

ターゲット層に合った色を選ぶ

背景色と文字色のコントラストを意識する

シンプルで直接的なメッセージ

難しい言葉や専門用語は避ける

短いフレーズで、商品の魅力やメリットを伝える

行動を促す言葉(「今すぐ」「お試しください」など)を効果的に使う

高品質なビジュアル素材の活用

商品の魅力を最大限に引き出す、高解像度の写真やイラストを使用する

抽象的なイメージではなく、具体的な商品画像を使用する

視覚的にわかりやすいデザインを実現するための具体的なテクニック

視覚的にわかりやすいPOP広告を作成するためには、いくつかの具体的なテクニックを意識することが重要です。

以下に、今日から実践できるテクニックを解説します。

明確な情報の階層構造を作る

お客様がPOP広告を見たときに、どの情報が最も重要なのかが一目でわかるように、情報の階層構造を明確にしましょう。

重要な情報を大きく、目立つ色で表示する

  • 商品名
  • 価格
  • キャンペーン情報

など、最も伝えたい情報を大きく太いフォントで表示します。

背景色とコントラストの強い色を使用します。

見出しと本文を使い分ける

見出しで内容を簡潔に伝えます。

本文で詳細を補足します。

見出しは大きく、本文は適切なサイズで読みやすいフォントを選びましょう。

グループ化する

関連性の高い情報は近くに配置します。

グループ化することで、情報のまとまりを認識しやすくします。

視線の流れを意識した配置

一般的に、人の視線は左上から右下へと流れる傾向があります。

この流れを意識して情報を配置することで、スムーズに内容を理解してもらうことができます。

可読性の高いフォントを選ぶ

フォントは、情報の伝わりやすさを大きく左右します。

可読性の高いフォントを選び、適切なサイズで表示することが重要です。

ゴシック体や明朝体など、基本的な書体を選ぶ

装飾的なフォントはデザイン性は高いですが、読みにくい場合があります。

適切なフォントサイズを設定する

遠くからでも読めるように、見出しや重要な情報は大きめのフォントサイズを使用します。

本文は、近距離で読むことを想定した適切なサイズに設定します。

十分な行間と字間を確保する

文字が詰まっていると読みにくくなります。

適切な行間と字間を設定することで、視線の移動がスムーズになります。

読みやすさが向上します。

背景色とのコントラストを意識する

文字色と背景色のコントラストが低いと、文字が読みにくくなります。

黒字に白背景、またはその逆など、コントラストをはっきりさせましょう。

効果的な余白を活用する

余白は、情報を整理します。

視線を誘導する上で非常に重要な役割を果たします。

要素と要素の間に適切な余白を設ける

  • 文字やイラスト
  • 写真

などの要素が近すぎると、ごちゃごちゃした印象になります。

情報が伝わりにくくなります。

周囲の余白を意識する

POP広告全体の周囲に適切な余白を設けることで、広告が際立ちます。

注目を集めやすくなります。

意図的に余白を作る

強調したい要素の周りに余白を設けることで、その要素に視線を集めることができます。

色を戦略的に使用する

色は、感情に訴えかけたり、情報を強調したりする効果があります。

戦略的に色を使用することで、視覚的なわかりやすさを向上させることができます。

ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決める

使用する色数を絞ります。

配色に統一感を持たせます。

重要な情報を目立たせるためにアクセントカラーを使う

価格やキャンペーン情報など、特に注目してほしい部分にアクセントカラーを使用します。

色の持つイメージを活用する

  • 赤は情熱や注目
  • 青は信頼や安心感

など、色の持つイメージを考慮して色を選ぶと、メッセージがより効果的に伝わります。

アイコンやイラストを活用する

文字だけではありません。

アイコンやイラストなどの視覚的な要素を活用することで、情報をより分かりやすく伝えることができます。

情報を簡潔に伝えるアイコン

文字で説明するよりも、アイコン一つで意味が伝わる場合があります(例:割引マーク、送料無料マーク)。

商品のイメージを伝えるイラスト

写真がなくても、イラストで商品の特徴や雰囲気を伝えることができます。

視線を誘導する矢印や図形

情報の流れを示したり、注目ポイントを指し示したりするのに役立ちます。

シンプルで直接的なメッセージにする

POP広告は、短時間で情報を伝える必要があります。

メッセージはシンプルで直接的な表現を心がけましょう。

短いフレーズで伝える

長文は読みにくいため、できるだけ短いフレーズで情報を伝えます。

専門用語や難しい言葉は避ける

誰にでも理解できる平易な言葉を選びましょう。

具体的なメリットを伝える

お客様が商品を購入することで得られる具体的なメリットを明確に伝えましょう。

視覚的にわかりにくいPOP広告の例と改善点

どんなに良い商品でも、POP広告のデザインが視覚的に分かりにくいと、お客様にその魅力が伝わりません。

ここでは、よく見られる視覚的にわかりにくいPOP広告の例と、どのように改善すれば良いのかを具体的に解説します。

例1:情報過多でごちゃごちゃしているPOP広告

よくある問題点

  • 小さすぎる文字で情報がぎっしり詰め込まれている
  • 複数のフォントが使用され、統一感がない
  • 写真やイラストが多すぎて、どこに注目すれば良いかわからない
  • 余白が少なく、圧迫感がある

なぜ分かりにくいのか

情報が整理されておらず、視線が定まらない。

そのため、お客様は読むのを諦めてしまいます。

重要な情報が埋もれてしまいます。

商品の魅力が伝わりません。

改善点:

  • 情報を絞り込む: 最も伝えたいメッセージを一つに絞り、他の情報は思い切って削除するか、重要度を下げて表示します。
  • フォントを統一し、サイズを大きくする: 可読性の高いフォントを2種類程度に絞り、重要な情報は遠くからでも読めるサイズにします。
  • メインとなる画像を一つ選び、大きく配置する: 商品の魅力を伝える高品質な画像を一つ選び、大胆に配置します。
  • 適切な余白を確保する: 要素と要素の間、広告の周囲に十分な余白を作り、情報を呼吸させます。

改善例:

元の広告では、

  • 商品の特徴
  • 価格
  • キャンペーン情報
  • 注意書き

などが同じような大きさの文字で詰め込まれていました。

改善された広告では、

  • 商品名と最もお得な価格を大きく中央に配置します。
  • その他の情報は箇条書きで簡潔にまとめられています。
  • 余白も十分に取りました。

非常に見やすくなりました。

例2:配色が悪く、文字が読みにくいPOP広告

よくある問題点

  • 背景色と文字色のコントラストが低い(例:薄いグレーの背景に白い文字)
  • 複数の派手な色が使われていて、目がチカチカする
  • ブランドイメージと合わない色使い

なぜ分かりにくいのか

文字が背景に溶け込んでしまいます。

内容を読むのが困難です。

不快な配色は、お客様の注意をそらすだけではありません。

商品のイメージを損なう可能性もあります。

改善点

  • 背景色と文字色のコントラストを意識する: 黒字に白背景、または白字に濃い色の背景など、はっきりとしたコントラストになるように色を選びます。
  • 使用する色数を絞り、トーンを統一する: ブランドイメージに合った色を基調とし、使用する色数を3色程度に絞ります。
  • 色の持つ効果を理解して使う: 例えば、注目を集めたい場合は赤やオレンジ、安心感を与えたい場合は青や緑など、色の持つイメージを考慮して使用します。

改善例:

元の広告では、薄い水色の背景に黄色の文字が使われていました。

非常に読みにくい状態でした。

改善された広告では、

  • 背景色を白
  • 文字色をブランドカラーの濃い青色

に変更。

可読性が大幅に向上しました。

例3:レイアウトが不規則で視線が誘導されないPOP広告

よくある問題点

  • 情報がバラバラに配置されていて、どこから見れば良いかわからない
  • 重要な情報が目立たない場所に配置されている
  • 視線の流れを意識した配置になっていない

なぜ分かりにくいのか

お客様はPOP広告のどこから情報を得れば良いのか迷ってしまいます。

内容を理解する前に離れてしまう可能性があります。

改善点

  • 情報の優先順位をつける: 最も重要な情報を最初に目に入る場所に配置します。
  • 視線の流れを意識した配置にする: 一般的な視線の流れ(左上から右下)に沿って情報を配置したり、矢印などの視覚的な要素で誘導したりします。
  • 要素を整列させる: テキストや画像を左右または上下に揃えることで、整然とした印象を与え、見やすくなります。

改善例

元の広告では、

  • 商品名
  • 価格
  • 特典情報

などがランダムに配置されていました。

改善された広告では、

  • 商品名を一番上に大きく配置しました。
  • その下に価格、そして特典情報を分かりやすく配置しました。

視線の流れがスムーズになりました。

情報が伝わりやすくなりました。

POP広告の視覚的なわかりやすさをテストする方法

  • 第三者に見てもらい、意見を聞く
  • 少し離れた場所から見て、情報がスムーズに伝わるか確認する
  • 競合のPOP広告と比較してみる

これらの例を参考に、ご自身のPOP広告を見直してみて、視覚的なわかりやすさを意識した改善を試してみてください。

弊社では、店内だけではありません。

イベントや展示場など、大きなスペースでの販促物にも対応しております。

お気軽にご相談ください。