よくわからないけど面白そう
2022.05.31
こんにちは。生産管理部の溝辺です。
昨日はいろんな趣味を多く持つメリットについて書きました。
本日は多くの趣味を持つことになった経緯などを説明できればと思います。
20年数以上前、ぼくがまだ学生のだったころの話です。
2つ上の兄がプレイしていた
ダービースタリオン(以下ダビスタ)という競馬ゲームがきっかけでした。
競馬好きの兄が部屋でダビスタを楽しそうにプレイしていました。
それを見ていたぼくは
「よくわからないけど面白そう」とプレイし始めました。
サラブレッドがどういった生き物か、
競馬とはどういったものかもよく知らず
純粋にゲームとして、
生産した馬を競い合わせて遊んでいました。
そのうち「兄の作った馬に勝ちたい」という気持ちが強くなり、
ダビスタの攻略本(血統図鑑)を読むうち、
競馬の血統とロマンを知ることになりました。
兄は実際の競馬にのめり込み、ぼくはゲームとしての競馬に強く惹かれました。
しばらくして
ぼくはダビスタの雑誌やインターネットのコミュニティに属するようになり、
雑誌記事の執筆補助をしたり、
大会で優勝したりとすることもありました。
そのダビスタのコミュニティで知り合った人たちと話をするなかで
『音楽ゲームが面白いよー』とか、
『このゲームが感動的だよー』とか、
『この小説がすごいよー』とか、
『オーディオが楽しいよー』と
それぞれに趣味の話を見たり聞いたりするようになり、
その都度
「よくわからないけど面白そう」
と感じたものに触れるようになりました。
新しくできた趣味の中でもそれぞれ別にコミュニティがあり、
そのコミュニティでも
また別の「よくわからないけど面白そう」なものに触れることで
雪だるま式に趣味と呼べるものが増えていきました。
(まさか電子工作のコミュニティから
登山とロードバイクがでてくるとは思いませんでしたが…)
後年になってですが、
「よくわからないけど面白そう」という気持ちが原動力だったと気づきました。
自分のなかに芽生えた気持ちを大事にして、
純粋に楽しむことができればそれはもう趣味になります。
それは自分が思いもよらないところに存在しているのです。
ダビスタコミュニティの友人たちとはもう20年来の付き合いになります。
今でもたまに会って
食事やお酒を飲んだりもします。(コロナ禍で機会は減りましたが)
その中で
「君がまた面白そうなことをしているから興味を持った」といってもらえることが増えました。
有り難いことですし、嬉しい限りです。
自分が趣味で楽しそうにしていることが別の誰かの目に触れ、
その人が「面白そうだな」と感じる。
そういった良いサイクルがあると
おのずと「よくわからないけど面白そう」
と感じられるものに触れる機会が増えていきます。