“半立体で表現するジャックオランタン――限られた予算で実現する立体感”
「ジャックオランタンを半立体で表現したい」というご相談から始まった今回の什器。
限られた予算の中で、見映えと組み立てやすさを両立することがテーマとなりました。
ジャックオランタンの立体感を再現するうえで、特に苦戦したのが丸み(ラウンド)の表現です。
紙素材でカーブをつくる場合、たわみを活かす設計になるため、狙った形状に近づけるには細かな調整が必要でした。
また、加工が複雑になるほどコストも上がるため、「できるだけシンプルに仕上げること」も重視。設計・営業ともに、常に予算を意識しながら進行しました。
“構造・配布・輸送まで考え抜いたトータル設計”
本体の強度と自立:
フロア台の中央にくびれがある形状のため、上下パーツの接続方法や、POPボックスを支える中央支柱の固定方法にも工夫を凝らしました。
お子様でも組み立て簡単なクラフトペーパー:
「商品を1つ包める仕様」という条件のもと、“トリックオアトリート”の演出として配布できる形状を追求。
先方指定のデザイン要素(コウモリや魔女の帽子)を活かしつつ、世界観を損なわず、お子様でも簡単に組み立てられる設計としました。
効果的な素材の活用:
本体上部の商品を入れる構造の一部には、強度と視認性を両立するためPET素材を採用。中の商品が見えやすい仕様としました。
店頭展開時の品質追及:
本体上部は組み上げた状態で納品する必要があったため、輸送時の破損防止を徹底。ケース全体での重量バランスを考慮し、最適な保護・梱包方法を考案しました。
コスト・デザイン・組み立てやすさという複数の条件を同時に満たすため、細部まで試行錯誤を重ねた案件で、お客様にも大変ご満足いただけるものとなりました。