PRODUCT制作実績

ネイルカラー 新商品発売ディスプレイ

Client 化粧品会社様
2025.05制作

“ダイヤモンドを再現したい――紙製什器での挑戦”

新商品の陳列台を製造するにあたり、商品コンセプトである「ダイヤモンド」をイメージした多面体カット(ダイヤモンドカット)を陳列台に施したいというご相談をいただきました。

お客様が作成された立体のデザインデータを基に検討を開始しましたが、複雑な形状を「量産可能な紙製什器」としてどう落とし込むか、実現可否のシミュレーションからスタートしました。

 

ダイヤモンドのように多面体をつなぎ合わせたような形状は、紙を取り合ってしまうため、1パーツでは表現することができません。一つの土台を作るには、いくつかに分割したものをつなぎ合わせなければなりません。その関係で、先方には妥協していただかなければならない部分もありました。ただ、できるだけ継ぎ目(糊代や折り目)が目立たず、美しく見せられるように、構造の最適化は模索し続けました。

見た目だけではなく、量産時の品質安定やコストの抑制も不可欠です。複雑な形状は手作業の工程を増やし、コストや納期に直結します。そのため、製造現場やお客様と密に連携し、「量産性(組み立てやすさ)」と「意匠性(美しさ)」を高い次元で両立できる最適な構造を慎重に見極めました。

 

“細部へのこだわりで「ダイヤモンド感」を演出”

試行錯誤の結果、以下の工夫を凝らすことで、紙製とは思えないシャープな造形を実現しました。

  1. 全方位の多面体構造: 土台、背面のボード、商品設置面のすべてにダイヤモンドカットを想起させる多面体処理を施しました。
  2. コバ(断面)の隠蔽処理: 正面から見た際に紙の断面が見えないよう設計を工夫し、高級感を底上げしました。
  3. リアリティの追求: 得意先様が理想とする見せ方に極限まで近づけるため、試作と微調整を繰り返しました。

 

完成した什器は、お客様の理想に極めて近い仕上がりとなり、そのまま量産・導入が決定。この成果を高く評価していただき、別案件のご発注にも繋がりました。

難易度の高い形状であっても、対話を重ねて最適解を導き出す。弊社の設計力と対応力を象徴する事例となりました。

製品サイズ 巾220×奥行250×高さ220mm
生産ロット 800台〜
費用(概算・税抜) 2,500,000円〜
※概算費用です。使用する素材、工程によって、ディスプレイを制作する費用は大幅に変わりますので、ご了承ください。
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